Golf Turning

LESSONレッスン

綺麗なスイングに変える ―自分を変える方法―

2019.12.04 18:41

アマチュアにも綺麗なスイングは可能?

綺麗なスイングを変える。正しいスイングを身につける。
こんな記事や動画を頻繫に目にしますが、実は変なスイングの人が綺麗なスイングを手に入れるには途方もない作業と時間がかかるのです。
例えて言うなら「自分自身を生まれ変わらせる」くらいの作業であることです。
さらに具体的に表現すると「薄紙を一枚一枚積み重ねていくような作業」が要求されます。
実はそのことをほとんどのゴルファーは知りません

皆様も経験があると思いますが、自分の感覚ではすごく違和感があるくらい変化をつけているのに、他人が見るとあんまり変わらないよ~。と言われたことがあると思います。
なので、スイングを少し変えるだけでもとても大変なことなのです。
バックスイングの角度位置を1cm変えるだけで1,000球以上の練習量が必要になるといわれています。しかも個人差がありますので直らない人はもっと球数をこなさないといけません。

じゃあ自分は変なスイングのまま一生やらないといけないのか…

大丈夫です。確かにスイングの形そのものを変えるには、人生を変えるくらいの根気が必要ですが、ゴルフにもちゃんとした「コツ」があります。
そのポイントを理解することが一番の近道と言われています。
つまりバイクやカーレースで言うところの「メカニック」です。まずはゴルフのメカニズムをしっかり理解することをお勧めします。
ゴルフの動きは実は日常的な部分がたくさん含まれています。ですので、納得し理解できる部分もそれだけ多いことになります。
個々の良いスイングを身につけるためには、そのメカニズムと自身の動きを理解することで80%は完成します。
残り20%は何か?
あとは、「余分な動きを取り除いていく作業」が重要なポイントになります。
どんなスポーツもそうですが、余分な動きは効率を悪くし、良いパフォーマンスができないと言われています。
しかし、余分な動きとはあくまで自分にとって必要なものもあります。
例えば自分は肘が曲げながらバックスイングをしないと気持ちが悪いし、動けない!と理解したとします。
そこは直さずにゴルフスイングのポイントとなるメカニズムと照合し、結果的に正しいポイントに結びつける作業を行っていくことで自身の最高のスイングは完成します

ゴルフスイングのメカニズムとは

まとめると、
「自身」と「ゴルフのメカニズム」を理解すること。それができればあとは、「自身の繋ぎ合わせの作業」ができれば何万発もの球を打ってスイングを変えていく作業は軽減されます。

そこで簡易ですが、ゴルフのメカニズムを3点ご紹介します。

  • スイングでは常に胸の前(できるだけ胸の正面)でクラブを振る
  • 自分が長時間立っていられる姿勢からクラブを持ち前傾していく
  • 毎回同じリズムで打てる形を持つ

以上の3点です。

この3点がしっかり守れれば、頭が動こうが、肘が曲がろうが、真っすぐにアドレスできなくても、綺麗でなくてもメリハリのあるスイングに必ず結びつきます。
綺麗で華麗でもプレッシャーがかかった時に動けないスイングはほとんど意味を成しません。
プロゴルファーはスイングの形よりもこの「メカニズムとその人のスイングがどう結びついているか」だけを見ています。

でも綺麗なスイングをどうしてもしたい!その気持ちもとてもわかります。
そのスイングを追求することもとても有意義なゴルフライフだと思います。
少しずつ自分を生まれ変わらせるような気持ちで鍛錬してみて下さい。

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