ゴルフは「心技体」だけではない。
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ゴルフは「心技体」と言われ続けてきましたが、実はこれだけではありません。
というよりも、「心技体」=ゴルフの結果←これが誤りです。
では真実は何か?証明します。
まず、人生に置き替えて考えてみましょう。
●人生の結果=能力×熱意×考え方
これが人生の結果に対する方程式です。
この方程式を、ゴルフに当てはめてみると、
●ゴルフの結果=能力(体と技術)×熱意(心)×考え方(思考)
と、言った具合になります。
もうイメージできたかと思いますが、ひとつだけ欠けているものが
「考え方」、これは「心技体」では表せないものなのです。
と、言うことは「考心技体」なのか、「思心技体」と言ったことにどうもなりそうですよね。
なぜ、この事柄に着目しているか?
これは多くのゴルファーは「結果」を求めるのに対して、
この考え方を無視していることが非常に多いからなのです。
「考え方」とは、自身の思考回路を指し、この回路が機能することによって、
「心技体」の部分がコントロールされるからなのです。
人生や仕事においての結果についても、この事柄を無視されている方が
多く見受けられるような気がします。
日本人がデモを起こさないのは、平和的観点があるからではなく、
この思考回路が停止しているように感じることが多いです。
なぜこのような「思考」が必要なのかと言うと
- 能力(体・技術)→0点~100点
- 熱意(心)→0点~100点
- 考え方(思考)→ ―100点~+100点
だからです。
もし能力×熱意×考え方の中で全てが+であれば掛け算しても、
結果は+プラスですが、考え方が―マイナスの場合は、
全てがマイナスになってしまうからです。
つまり考え方とは、持っているだけではプラスにもマイナスにもなる要素があるのです。
それは常に意識してプラスにしていく必要があるわけです。
プラス思考、マイナス思考とよく言われますが正にこれが答えといえるでしょう。
プロになって試合に出れない人、
レッスンプロをやりたくないのにお金のためだけでやっている人、
様々ですが、せっかく「心技体」が備わっているのに「思考」がマイナスになることで、
望むはずの結果に手が届かなくなるのです。
ではゴルフのプレー中で言うとこんな話があります。
私のPWでの飛距離はフルスイングで100yピッタリ
グリーンセンターの手前側、エッジから5yのところ、ピンまで
100yピッタリの地点にピンがあるとします。
まわりにバンカー等の障害物は一切ないものとします。風も無風。
さあ、どう攻めますか?
ここで、大半の人がピッチングでフルスイングをします。
でもこれは考え方として正解でしょうか?
これが人でなく、機械やAIであれば選択は正解でしょう。
しかし、私達人間は100%のフルスイングをすると多少ズレが生じますよね。
すると、当たらなかったときどうしますか?
グリーンの手前に落としてしまう場合があります。
ここで9アイアンを持って110y打てば10y奥のグリーンに乗りますが、
パーを取れる確率は高くなる。
そういったように考えたことはありませんか?
逆に同じようにピンが10y奥で110yの時、
これを9アイアンで打っていませんか?
ここはPWで10y手前にグリーンオンさせれば、9アイアンで飛びすぎた!なんて
時にグリーン奥のラフからアプローチせずに上りの10yのパットができるのです。
このような考え方を、私達は【ゴルフ脳】と言っています。
つまり心技体ではない、もうひとつのかけがえのない思考の部分なのです。
いくら心技体が完全でも私達は息をしている人間なのですから。
つまり、「できないことは挑戦しない」「わからないことは勉強しない」と言ったように
私達日本人はゴルフひとつを通じても学びの場を
『あえて』なくしているように感じてしまいます。
説教くさい記事ですが是非参考にしてみてください。
今回はゴルフの「考え方」つまり【ゴルフ脳】が必要であるということに触れてみました。
いかがでしたでしょうか?
何もゴルフだけではありません。
もちろん、ゴルフは楽しいスポーツであるからこそ、「楽しむための考え方」を
ゴルファーへ伝えていくこと、そしてそのキッカケである
ターニングポイントを私たちなりに作っていけるように頑張りたいと思います。