ゴルフ人口を増加する唯一の方法
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日本ゴルフの未来はどうなる?
ゴルフ業界にとって、現在のゴルフ人口の減少は最早、致命的なダメージと言えるでしょう。
実際にゴルフ場は安価になり、ゴルフ協会は若者向けのサービスをできるように
展開していますが、一向にゴルフ人口が増加することはありません。
しかし渋野日向子選手の誕生と全英優勝という快挙により特に女子ゴルフ界は活発で、
女性ゴルファーが少しずつ増加していることも事実です。
これは今のゴルフ業界を立て直す意味ではとても重要な存在で、今ゴルフを始めた人、始めようとされている方をどのように誘うかがこれからの日本ゴルフ界の未来を大きく左右する大切な時間であります。
過去、「宮里 藍」選手、「石川 遼」選手の誕生によって人気低迷をしていたゴルフ界は息を吹き返しました。
それで本当にその当時、ゴルフ人口は増えたのでしょうか?
確かにプロを目指すジュニアは増加したかのように感じます。
しかし日本ゴルフ界全体を見れば、以前のように活性化されたとは言い切れない状態であったと思います。
むしろゴルフ協会や業界に幻滅し、去っていったゴルファーが増加したように感じた一面も数多くあったのではないのでしょうか。
その他にも、日本の経済状況の問題、20年間の不況が続いたこと色々と重なったことが理由に挙げられます。
現在の若者は忙しくてゴルフを練習する暇がない。自動車が買えないからゴルフ場まで行けない。
ゴルフの器具が全般高額である。周囲の人がゴルフをしない。等、
そんな状況で、今後も業界全体に携わるゴルフ場、練習場、ショップ、レッスンプロが同じような行動をとってもゴルフ人口の減少は食い止められないでしょう。
では、どうすれば?
では根幹を見直すべきではないか?
ゴルフというスポーツは楽しくもあり、厳しいものです。
それはゴルフスポーツの性質上、『不安』というものとの闘いが大きなウェイトと占めるからです。
よく考えてみて下さい。ゴルフは皆さんに平等ではありません。
「飛ぶ人」「飛ばない人」パターが「入る人」「入らない人」がいるように、
ゴルファーによって『不安』の形は様々です。
しかし、『楽しさ』よりも『不安』が大きくなり、またその『不安』が長期にわたり続いた場合、
人はゴルフに関わらず、その事柄において『もう、やめる』という手段に出るのが一番多い心理状態になります。
その『やめる』という行動に出る前に、食い止めて、気持ちを改めさせてあげることが、
ゴルフを『続ける』という行動に変化し、
結果、ゴルフ人口の減少を食い止められる「キッカケ」になるということです。
その考えを一人一人のプロやゴルフ業界、協会が持つことがスタートと言えるでしょう。
もっと言えばプロ達も、業界にいる方も、自身の生活があります。
目に留まる全ての悩めるゴルファー達を支えることは不可能です。
ですので、まず、「一人の身近で悩むゴルファー」を大切にしてあげてください。
そうすると、ゴルファーは全員と言っていいほどコミュニティの中にいます。
ゴルフをするのに一人でエントリーして行く方はほとんどいません。
みんな友達やお客さん、上司といった、大なり小なりのコミュニティの中で、ゴルフをしています。
だからこそ、目に留まるたった一人の人を救ってあげることがゴルフ界を支える第一歩になるのです。
『ゴルフを楽しむ』と、
業界でもよくスローガンとして掲げられていますが、これは素晴らしいことではありますが、『ゴルフの不安が無くなる』こそが、
本質的にゴルファーが求めているものだと思います。